冬は鍋の季節、血圧(Blood pressure)にはご注意を。 [循環器理学療法]
Hallo everyone.
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いかがお過ごしでしょうか皆さん。
今日は水曜日、1週間の中日って非常に長く感じますよね。
24時間じゃ足りないくらいもっとリア充になります。
今年度の目標は英会話とBMXを極めることです!
ぼちぼち春が近づいてきましたね〜
ということはもうすぐ国試も近いということですね!
数年ごとに出題者の先生が変わりますが今年はどうなるんでしょう?
私が受けた年は比較的簡単でしたけど、現状そんなに増やす意味はないと思うので
難しくしてもいんじゃないかと思います。意地悪なこと言ってすいませんね(笑)
実際問題こんなに学校増えてきているのに定員割れしないんですかね?
お金の出所も気になるところです。今度調べてみましょうかね!
さて、今日は『血圧』についてです。一般な方でも身近なものかもしれませんが、
医療職に関わる方はもうちっと深く考えていかなければならないですね。
高血圧診療ガイドラインによると収縮期血圧(上の血圧)が120〜140mmhg、
拡張期血圧(下の血圧)が80〜90mmhgが至適血圧とされています。
腎疾患や循環器疾患などの合併疾患がある場合は微妙に数値は異なります。
個人的には実際の臨床の印象と比較して高い気もしますね、運動したら高くなりますし。
『血圧=心拍出量×血管抵抗』で表します。どういうこっちゃと思いますよね。
これは心臓から送り出される血液量が血管内を通っていくイメージでいいです。
そのまんまじゃねえかと思われますが、血管内には脂の塊や血管壁の硬さなどもあり
全員が同じ値をとることはありません。高すぎてもだめですし、低すぎても勿論だめです。
生体内の機能(内蔵の働き)が保てなくなりますからね。
血管抵抗は上記の通りですが、心拍出量とは
1分あたりに送り出される血液量のことを示します。
あくまで1分間の合計という訳ですね!
正常人での1回拍出量が約120〜130ml
(ただし心臓には50〜60mlは残存しているため実際は約70ml)、
心拍数がおよそ60〜100回/分であるため、
大体1分間に4200〜7000ml流れていることになります。
1.5Lのペットボトルおよそ3本分です。
この数字は理学療法士だけでなく、
急性期病棟やICU病棟に務める方は特に覚えておいた方がいいですね。
体重が65kgの人の循環血液量は約5000mlなので、
およそ1分〜1分半程で循環する仕組みとなっています。
よって離床するときのリスク管理としては1分ごとに反応をみて進めていくべきです。
そのときは脈拍や呼吸数などの身体所見の推移をみておくことをお勧めします。
仮に変動した場合は原因因子の消去ができるはずですから。
運動をするときは1回拍出量はフランク・スターリングの法則により変化します。
心臓に入る血液が多いほど(前負荷が多いほど)、心臓は拡張していき1回の心拍出量は大きくなるのです。
ただし大きくなるのを繰り返してくると、
今度は縮みきらなくなり心臓に残る血液が多くなります。
こうして心臓が膨らんでしまい、いわゆる心不全のような病態をおこしてしまいます。
心臓の問題だけでなく送ったその先にある静脈還流量(≒後負荷)
などにも気をつけなければなりません。
座ったまんま足を下ろしていたら足が浮腫む。
こんな経験ありませんか?これは血流が滞っている状態です
その状態ってのは高速道路でいう渋滞しているようなものです。
詰まっている分、循環動態は悪くなり血液が行き渡らなくなります。
その状態が長く続くと
エコノミークラス症候群(静脈の血流が滞って固まってその塊が肺に飛んでしまう病気)
や深部静脈血栓症を引き起こす可能性があります。
また、今は寒さが残るシーズンです。
鍋って美味しいですよね〜
ただ食べ過ぎたりすると塩分が高くなりますよね?
そうすると塩分濃度が高くなるため、濃度を保とうとして水分を沢山とります。
その結果循環血液量も多くなり血圧が高くなります。
しょっぱいものを摂りすぎると血圧が高くなるのはそういうカラクリです。
このように血圧というのは因子によっては様々なものがあり
治療する場合にも意味合いが変わってきます。
なので1つ1つ要因を考えていくことが必要になります。
では今日はこのへんで。Good bye♪( ´▽`)
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